掛川市立中幼稚園様 (2015年開催)

エリア | 中部 |
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住所 | 静岡県掛川市中3124番地 |
日時 | 2015年11月25日(水)9:30~11:00 |
参加者数 | 22名(アンケート回答 20名) |
ご担当者 | 家庭教育学級長様 |
連絡先 | 0537-74-2642 |
講師 | 松田直子(イーランチ) 籔内祥司(カスペルスキー) |
アシスタント | 豊島直子(パステルIT新聞) |
掛川市立中幼稚園様の役員さんが自主運営で開催する家庭教育学級の学習会でセミナーを開催させていただきました。
今回は、もうすぐ小学生になる子どもたちを持つ親として予習する、という意味で、通常の「スマホのある子育てを考えよう」に、小学生の保護者版を加えた内容でした。
小学生といえば、携帯ゲームの所有率が8割を超えているというデータもあるほど、いわゆる「みんな持っている」状態です。そして親はそれを「ゲームをする機械」と思って買い与えたとしても、子どもにとっては、「インターネット接続機器」だという意識があり、すでにそこに親子の認識のギャップがあります。
そこで実際に携帯ゲーム機からインターネットに接続し、検索結果に有害情報が表示される様子をご覧いただくと、お母さんたちからは驚きの声が上がります。対策としては「保護者による機能制限」を設定確認について、お話させていただきました。
また、ゲームとの付き合い方といえば、時間管理の問題がすぐに思い浮かびます。そこで文部科学省による「情報化社会の新たな問題を考えるための教材」から、ネットゲームに夢中になる6年生の男の子の動画教材をご覧いただき、ネット依存について考えていただきました。ルールを作ることはもちろん大切ですが、このような動画教材を見ることで「どうしてこうなってしまったのか」「どうすればこうならなかったのか」を考え、話し合うことが重要なのですね。
カスペルスキーの籔内さんからは、個人情報の管理について教えていただきました。ちょうどマイナンバー通知カードが配布される時期と重なり、お母さんたちの関心も高く、大変熱心に耳を傾けていました。スマホに記録されている個人情報やプライバシー情報を漏えいしないためには、画面ロックをかけること、そしてそのパスワードは、簡単に解読されない「強いパスワード」であることの重要性をお話いただきました。
セミナー後、あるお母さんから、以前、ブログに子どもの写真を載せてしまったことへの心配する質問がありました。スマホで撮影した写真には、撮影した場所を特定する緯度・経度のみならず、多くの情報が記録されてしまいます。そのような情報を撮影時に記録しない方法や、SNSなどに投稿する時の注意点などをわかりやすく説明していただきました。
今回はグループワークがなかった分、しっかりお話を聞いていただき、熱心にメモを取る姿が多くみられました。アンケートにも「お子様のスマホなどの利用に関してなにか行動しようと思いましたか」の問いに対して、「はい」と回答して下さった方が実に100%。
それぞれに、子どものネットスマホ利用に、気づきを持っていただいたようでした。




- とてもわかりやすく説明してもらえて良かったです。
- 家族と話し合って、セキュリティやあたえる決まり事をしっかりしたいと思いました。とても勉強になりました。
- 家族の中で話題にしてルール作りをしてみようと思った。
- ネット中心の社会になってきている今、何かある前に対策をしようと思いました。小・中・高といろんなところでみんなに知ってもらいたいと思いました。とても勉強になりました。
- 子どもにはあまりスマホを触らせてこなかったけれど、しっかりルールを決めて少しずつ使う機会を作ろうかなと思いました。自分はよく使っているスマホですが、子どものお手本になる使い方を心がけようと反省しました。
- タブレットやDSの利用の仕方について「どうしたらいいのかな?」と思う部分があったけれど「こうすればいいかなー」と解決方法が見えた気がする。。
- 早いうちの対策が必要と感じた。