認定こども園 つるみね保育園様 (2016年開催)

エリア | 九州・沖縄 |
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住所 | 鹿児島県鹿屋市吾平町上名6646-3 |
日時 | 2016年4月14日(木)16:00~16:45 |
参加者数 | 10名(アンケート回答6名) |
ご担当者 | 杉本正和 園長先生 |
連絡先 | 0994-58-6262 |
講師 | 松田直子(イーランチ) 籔内祥司(カスペルスキー) |
アシスタント | 豊島直子(パステルIT新聞) |
「9割のアナログ保育と1割のデジタル保育」を提唱し、学習デジタル教材コンクールで文部科学大臣賞を受賞された、鹿児島県鹿屋市 つるみね保育園 へ伺いました。 まずは、過疎地であるがゆえ、常に新しい領域へ挑戦し続ける杉本園長先生から、これまでのつるみね保育園での取り組みと魅力を熱く語っていただきました。
「デジタル保育」と聞くと、園児がパソコンやタブレットに向かい合って過ごすイメージにつながりがちですが、つるみね保育園の園児は、その自然豊かな環境を存分に堪能するかのように、野山を駆け回り、新緑の中で先生方のギターやアコーディオンの生演奏をバックに大きな声で歌い、伸びやかに生活していました。「自由というのは、子どもに何も与えず、野放しにすることではない。」とおっしゃる園長先生の取り組みは、iPadを使って、友だちやお客様の前で、堂々と発表するプレゼンタイムや、外国文化の体験をライブ中継で楽しむイングリッシュタイム、化学実験の要素を取り入れた科学あそびなど、実に幅広く、何百という実績があります。そしてそれらのほとんどが1回15分ほどと、子どもの集中が切れない短い時間に行うのも特徴的でした。
※ その様子はこちらの動画でもご覧いただけます。
さて保育園の保護者は、もちろん皆さん働いていらっしゃるので、平日の昼間、セミナーにご参加いただくのは基本的に難しいものがあります。そこで今回は、お子さんのお迎えの時間を利用して、夕方45分間でセミナーを開催しました。
このプロジェクトは、都市部から過疎地まで全国様々な地域のお母さんたちのお話を聞く機会にもなっていますが、「スマホと子育て」については、地域差をあまり感じません。子どもが小さいうちからのタブレット利用には、抵抗があったというお母さんからは、ルールを決め、セキュリティをしっかりし、良い活用であれば良いんだなと感じて安心した、という感想をいただきました。また、機種変更で余ったお下がりのスマホやタブレットは、安全設定を施したうえで子ども用として利用することもできるというアイデアも、喜んでいただけました。
そして、毎回セミナーのまとめでお伝えしている「小さいときから親がそばで一緒に教え、けじめ をつけ、やがて自分自身で体や心を守れる 「自律心」を育てましょう」というお話にグッときた、という感想もいただきました。親の使い方を子どもは見ています。私たち大人は、子どものお手本となっているかどうかを常に意識していきたいですね。
つるみね保育園は、大変不便な地域であるにもかかわらず、年間40回もの視察が訪れ、リピーターも多いとのことでした。それも頷ける 驚きと感動、過疎地でもやれる という夢と希望を感じた2日間でした。
大変お忙しい中、心のこもったおもてなしをして下さった杉本園長先生、職員の皆様、元気いっぱいの子どもたち、そしてセミナーにご参加いただいた保護者の皆さま、ありがとうございました!





- 遠路遥々、来ていただきありがとうございました。「自律心」のお話、グッときました。まずは自分を律せねば!と思いました(笑)。あと、スマホのリサイクル利用(子ども用)も、なるほどと思いました。
- 一番感じたのは・・・子供達がスマホやiPadを使っていることがうちだけではないんだな~ということでした。これが安心につながる訳ではないですが、子供達に与えるだけでなく、親も一緒にコミュニケーションをとりながら付き合っていくことがポイントになるのかなと感じました。
- タブレットに触れさせることに少し抵抗がありましたが、ルールを決め、セキュリティをしっかりし、良い活用であれば良いんだなと感じて安心しました。
- 初めて知り、とっても勉強になりました。今後も続けて、一人でも多くの方に知ってもらえたらいいと思いました。
- セキュリティやルール作りは、最低限必要だと再認識しました。
- フィルタリングの大切さ、今後の参考になりました。
- タブレットの使用を考えているので、参考になりました。
- ほかの家族の状況をグラフで見ることができたことが良かった。