学校法人山田学園 清泉幼稚園 様 (2016年開催)

エリア | 中部 |
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住所 | 三重県津市南丸之内9-1 |
日時 | 2016年8月20日(土)10:00~11:30 |
参加者数 | 23名(アンケート回答 18名) |
ご担当者 | 園長 上島憲司様 |
連絡先 | 052-603-4762 |
講師 | 松田直子(イーランチ) |
アシスタント | 豊島直子(パステルIT新聞) |
三重県津市の清泉幼稚園様でセミナーを開催しました。園に入ると、いたるところに手作りのポスターが貼ってあります。さらに「子育て支援講演会」と銘打った今回の企画は、地元の広報誌にも告知を載せていただくなど、園の保護者だけでなく、地域の方たちにも開かれた講演会でした。
参加者23名のうち6名はパパさんということで、男性の育児参加が進んでいることを実感しました。
まずは園長先生からご挨拶をいただきました。
清泉幼稚園のカリキュラムの中には、2歳から漢詩を学ぶ授業があり、子どもたちは抵抗なく漢字が読めるようになっているそうです。園の掲示物にも、ひらがなよりも漢字が目立っており、日常的に子どもたちの能力を引き出す取り組みがなされているのを感じました。
今回のセミナーを企画した経緯は、スマホやインターネットがない生活は考えられないとわかっていても、やはり乳幼児からのスマホ利用には、思うところも多く、保護者の皆さんに、一度立ち止まって考える機会をつくりたかったとのことでした。
さてセミナーでは、乳幼児のスマホ利用の実態調査結果をお伝えしたのち、グループワークに取り組んでいただきました。
最初は少し緊張されていたようでしたが、そこは同じ園の保護者同士、すぐに打ち解け、なかなか話が途切れないほど積極的に発言される姿が多くみられました。
「静かにしてほしい時には、スマホを与えると効果てきめん。とても助かるけれど、それをやめさせようとすると素直に応じてくれず、大声を出したり暴れたりするので困っています」との日頃の悩みには、多くの方が大きく頷いていらっしゃいました。
楽しんでいるものを突然取り上げられたら、大人だって面白くないものです。まだ時計のよめない年齢でも、「時計の長い針がここまできたら終わりだよ。あと少しだよ。そろそろだね。終わりだよ。」などと、予告をしながら、終わりのけじめをつけるトレーニングをしてはいかがでしょうか。
今回は6名のパパにご参加いただくなど、男性が3割を占めましたが、グループワークは大変好評でした。むしろ、普段コミュニケーション上手な女性より、男性の方がこのような場を求めているのかもしれません。これからも積極的に男性にも参加を呼びかけていきたいと思いました。
情報セキュリティについても、「スマホの安全な使い方」と「消費者被害に遭わないために」を軸に、お話させていただきました。画面ロックをかけていないというスマホユーザーもいらっしゃったので、「セキュリティとモラルのガイドブック」を使いながら、安全なパスワードの作り方やその管理方法をご案内しました。
セミナー終了後、「お子様のスマホなどの利用に関してなにか行動しようと思いましたか」というアンケートには、全員から「はい」の回答をいただきました。特に「我が家のルールをつくる」とお応えいただいた方が7割でした。セミナーで聞いた話や知識を、その場限りの事とせず、その後の実際の行動につないでいただければ大変嬉しいです。





- 今までの考えを見直す機会になりました
- 他の人の意見が聞けて有意義でした
- とても勉強になりました、親の意識がまだまだ不十分ですが、できるかぎり子どもと話をしていきたいです
- フィルタリング、ルール、グループワークが参考になった
- 子どものためでなく、親にとってもこの先スマホをどう使っていくか、考える良い機会になりました
- 利点と悪い点、両方聞けてとても納得できた
- スマホ=悪いと思っていましたが使い方によっては良いもの、しかし使い方を良く考えないといけないと思った
- 解りやすい説明で、リラックスして聞くことができました
- 今後のルール作り、他の家庭の情報が参考になりました
- もう少し意見交換をしたかった
- グループワークで良い意見を言ったが、特にそれが採用されるわけではなかった